8月10日(日)は当番医です。
診療時間は、午前9:00から午後6:00になります。
年末年始の診療について
年末年始の診療について
12月28日(土) 9:00~13:00(通常通り)
12月29日(日) 休診
12月30日(月) 休診
12月31日(火) 休診
1月1日(水) 休診
1月2日(木) 休診
1月3日(金) 休診
1月4日(土) 9:00~13:00(通常通り)
安芸地区在宅ケア講演会
11月24日に、安芸地区在宅ケア講演会が開催され、日本対がん協会会長 垣添忠生先生に「人が生き、死ぬこと」と題して、ご講演いただきました。
先生には、平成22年の広島医学会特別講演で「わが国のがん医療、がん対策の問題点」と題して講演された際に、講演後の懇親会でお目にかかっております。最愛の奥様の在宅での看取りの手記を読んでいたので、安芸地区医師会の在宅医療・在宅緩和ケアの取り組みについてお話をさせていただき、年間の看取りについて聞かれたのを記憶しています。
今回の講演では、まず、自分のがんにどう立ち向かったか、という観点でのいろいろな患者さんの話を通して、「人間の強さ、弱さをすべて包摂して医療はある」という事を話されました。
次に、「妻を看取る日」に関する話でした。手記の中では、奥様が「『こんなにつらい治療を受けているのは、あなたのためですよ』と言われ、絶句した」と書かれていたのを、思い出しました。
最後に、臨床家としてのがんとの付き合い40年、ご自分もがん患者であり、またがん患者の家族、遺族の立場も経験され、さらにがん行政や政治とも20年近く関わってこられた立場からのお話をされました。
先生の人生観や、「今、自分に課していること」として取り組んでおられる数々の事、真摯な生き方をうかがい、本当に有意義な時間でした。
年末年始の診療について
年末年始の診療は、次の通りになります。
12月29日(土) 9:00~13:00(通常通り)
12月30日(日) 休診
12月31日(月) 休診
1月1日(火) 休診
1月2日(水) 休診
1月3日(木) 休診
1月4日(金) 休診
1月5日(土) 9:00~13:00(通常通り)
「クロード・モネの愛した料理」
11月10日、中国・四国整形外科学会が倉敷で開催され、大原美術館本館での会長招宴に出席しました。
正面で最初に出迎えてくれる児島虎次郎の「和服を着たベルギーの少女」、そしてルノワールの「泉による女」、マネの「薄布のある帽子の女」、アマン・ジャンの「髪」、そしてブールデルの「ベートーヴェン像」等、19世紀後半の絵画や彫刻が展示されている会場でのディナーは初めての経験で、大変感激しました。
私の席はルノワールで、今回の料理も凝っていました。
鴨のパテ コルニッションと共に
牛テールのオシュポ
オマール海老のアメリケーヌ風
牛フィレ肉のファルシー シャスールソース
サラダ 黒コショウ風味スタイル
ガトーショコラ チェリー添え ホイップクリームと共に
最後がコーヒーです。
これは「クロード・モネの愛した料理」と題して、当時のクロード・モネのメニューを再現しています。
「クロード・モネは、相当な美食家として知られています。手入れが行き届いた自宅の菜園でハーブ、香辛料、野菜を育て、早朝から作業を行うことがありました。
モネのレシピは、当時としては潔く無駄を省いた軽い料理であるにもかかわらず非常に滋味豊かで、『食材の新鮮さを大事にして最高のものを作り、すぐに味わう』という本当の贅沢が感じられます」とメニューに書かれており、バイオリンの音と共に19世紀後半にタイムスリップしたひとときでした。
同窓会
菊花薫る季節になりました。
文化の日の3日、府中小学校6年の時のクラス会に行き、府中町内にお住まいの先生を囲んで、総勢13人、四方山話に花を咲かせました。
府中小学校から府中南小学校が分かれて独立する頃でした。周りにはまだ田んぼがたくさん残っていて、そこから食用ガエルを取ってきて電気でビリッと筋肉が収縮する実験をしたり、砂糖から飴を作ったり、楽しい理科の授業でした。
一クラスに50人程度だったと思いますが、今は東京など他県に住んでいる人も多く、「娘の結婚式があり多忙なので」とか「親の介護があるので」という近況報告を添えて不参加を伝えてきた方もおられました。
最近亡くなった友の思い出や、お互いの近況、子や孫の事、世の中の事等々、顔を見れば自然に打ち解けて、心置きなくしゃべれるのが同窓会のいいところです。
このような場を計画してくれた幹事の皆さんに感謝しています。
安芸地区学校保健大会
昨日は、第54回安芸地区学校保健大会が「くすのきプラザ」で開催され、出席しました。
昭和33年4月に「学校保健法」が制定されましたが、その前年の昭和32年11月に海田市小学校で第1回の安芸郡学校保健大会が開催され、それから半世紀以上が経ち今年は54回を数えるまでになりました。
安芸地区医師会100年史を紐解きますと、昭和32年当時の皆川会長は「日本の将来を背負っていく子供を、心身共に健やかに育てていくことが、学校保健の原点だ」と語っておられます。
最近は、インターネットや携帯電話・スマートフォン等、子供を取り巻く社会環境や生活様式が著しく変化・進化していて、子供たちの心や体に様々な影響を及ぼしています。
今年7月に厚労省は、平成25年度~35年度までの「21世紀における第2次国民健康作り運動」を公表しました。生活習慣・社会環境の改善を通じて、子供から高齢者まですべての国民が共に支えながら希望や生きがいを持ち、ライフステージに応じて、健やかで心豊かに生活できる活力ある社会を実現し、社会保障制度が持続可能なものとなるよう、国民の健康の増進を図る、という内容です。
私たちも、なお一層お互いに連携を図り、子供たちの健やかな成長を推進することが重要だと感じました。
iPS細胞の山中教授にノーベル賞
10月8日に、京都大学山中伸弥教授のノーベル生理学・医学賞の受賞が発表されました。
一昨年(平成22年)に第9回日本再生医療学会総会が広島で開催されました。その際、3月19日、山中教授のSYINYA YAMANAKAレクチャー「iPS細胞の可能性と課題」があり、私も聴講しました。会場は立見席が出るほど盛況でした。教授はiPS細胞の腫瘍形成について述べ、新しい研究棟は壁を取り払い、上下の階にも自由に行き来できる施設で、5年以内に臨床応用を完成させると講演されました。
高校(柔道)、大学(ラグビー)で骨折を繰り返したことから整形外科医を志望されたという事に、親近感を感じます。しかし、手術等が苦手なため臨床医はあきらめ、基礎研究の道に進んでこの非凡な力を発揮されたのには、本当に人生とはわからないな、と思います。
一昨日(10月21日)もNHKスペシャルで「iPS細胞革命」と題して放送されていましたが、発想の原点を追跡し、また再生医療や難病治療・新薬開発につながる研究が次々と行われ、今後医療現場は激変することでしょう。
「多くの難病の患者さんを救いたい」という崇高な志の下に、若き研究者達を結集して、ますますご活躍されることを祈念したいと思います。